『一本の映画のような人生を送ってください。』





二年前の春、大好きなアーティストのライブMCで投げかけられたこの言葉。

どんなことにもワクワクして生きてください。
というメッセージを私は直接的に受け取り、

今、自分が映画を撮れるならどんなモノを描くだろう?と考えた結果、
頭の中に二つの物語が浮かんだ。



それが  "脚本を書くきっかけ” であり、始まりだった。




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人に見せるかは別として、ホンを書こうと思っています。
と宣言にも似た発言をした日があった。


「あなたの書いた脚本で舞台とか、面白そう!」
と、まさかの返事に驚いた。


小説みたいなものを書くつもりの【ホン】が脚本の【ホン】として伝わってしまった!

でもこの素敵な勘違い(?)のおかげで、ぼんやりとした夢に新しい目標が設定された。 




その日の帰り道に

(いつか脚本を書いて、オーディションをして、選ばれる人がいて、泣いて喜んでくれる人がいて…)

と想像し鳥肌が立ったことを今でも覚えている。




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その目標設定から一年半の間、作品をつくっていた。



セリフってどうやって書くの?
役の名前の意味はどうする?
あらすじってどうやって書くの?
起承転結?
伏線?回収?
どんでん返しって必要?
セリフにない表現(演出)の指示はどうやってするの?


一般人だった私がシンデレラ先生になるには、無知すぎた。






そうこうしているうちに、MONAで次々と新しい作品が生まれていくことに焦り、
私の小さな一歩は周りの大きな一歩にはかなわないと半べそをかいたこともあった。

自分だけが取り残されているような、成長できていないような、


そんな気持ちを抱えながら、弱い自分と向き合わなければならなかった。






それでもしっかりと光を見ていた。


あの日の帰り道。鳥肌が立った時のこと。


いつかその景色を見るんだと、何度も何度も思った。







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コロナ渦で世界が今までにないピンチを迎えていた。
 
世間では”コロナ破局”が流行っているらしかった。


他人様の恋愛に関しては、意見するつもりは微塵もないが
すこし寂しい気持ちになった。



”追い込まれて自暴自棄になってしまったり”
”悪気のない気持ちが、優しさとして届かなかったり”
”他人に理解されないことで傷ついたり”




私は…私は自粛関係なく会いたい人にもう会えないのに…
という羨ましさも少々。


微塵もなかったはずの意見は積もりに積もって山となった。




…あれ、この気持ちは創作意欲の元かもしれない。

光が見えるかもしれない。




そうだ、このピンチに便乗しよう


ピンチをチャンスに変えよう





そして【7億円とタマ】が生まれた。




『 作品をつくるということは、自分の心の中を覗き続けるということだ。どんなに醜くても情けなくても向き合わなくてはならない。』

という、ドラマ・重版出来の三蔵山先生のセリフを私は気に入っている。




MONAモデルや、何かに挑戦する人、夢を追いかける人、みんなきっと作品をつくりながら生きている。



向き合って、受け入れて、変わりたいと願う。





ブログを書くこと、脚本を書く時こと、言葉にして何かを伝えるのは素晴らしいことだが、
ああ言えばよかった、こうしたらよかった、という感情が毎回付いてくる。



それでも私は後悔しないことにした。失敗と思わないことにした。




”まだ、本当の自分と出会っていないだけだ”




この言葉を教えてもらったから。




誰かが本当の自分と出会えるように、
私はこれからもたくさんの作品をつくっていく。





自分の夢に、仲間やファンの方の夢ものせて、、ね!





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最後に


楽しみにしてくださっていたすべての方へ、
観てくださった全ての方へ、感謝しています。

ありがとうございます。


脚本チーム、編集チーム、スタッフさん、
そしてMONAモデルのみなさん、

見えない力をくださってありがとうございました。



メッセンジャーとして思いきり楽しんでくれた莉多ちゃん、
殻を破ってくれた一真くん、
役を生きてくれた将生くん、

素敵な色をつけてくれて、本当にありがとうございました。




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7億円とタマ

タクゾウ/ヤスコ役 杉山将生
ナオヤ役 野口一真
サツキ役 吉田莉多アシュレイ


編集・音響効果
Hatsuya
Arimo


原作・脚本
馬場春香

サポート
脚本チーム
MONAモデルのみんな


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