劇団MONA
舞台ロミオ&ジュリエット
初日目の公演本当に有難う御座います
残り3公演是非会場でお待ちしております
自分の今期の目標は
自分自身のお芝居がどうこうではなく
大義名分を掲げ達成したいわけでもなく
自分達のお芝居に納得出来る事
そして1期から3期まで悔し涙を流した人たちの
その頑張りと姿勢を正解にする事でした
自分にはお芝居を教える能力も
俯瞰的、客観的に観る能力もないので
技術的な面では絶対的に貢献できません
というよりも、できない自信があります
だから技術的な事を聞かれても答えることがないし
上手な人が出来る人が伝えるべきと思っています
それは自分が一番分かっているつもりでした
それでも
劇団MONAのために
MONAロミジュリのために
どんな事に貢献出来るか
どんな事に命を捧げることが出来るか
そんな事を考えながらいつもみんなと居ます
自分の役割は
みんなの背中を押す事
それに尽きる事だと自負しています
エスカラス大公役を掴みに来ました。
https://mona.style/article/?id=28007
俺の舞台は俺が主役やけど
俺の舞台は全員が主役のつもりで舞台に立って欲しい
頂いた台詞に誰が1番向き合ったかって
演技が上手いメンバーでも無く
スタッフでも無く
選ばれた銀治朗自身なんだから
そう伝えてくれた時がありました
ありきたりな言葉かもしれないけど
苦しかったからこそ本当に嬉しかったし
その言葉に何度も何度も救われました
MONAロミジュリは特別です
みんなが繋いでくれたバトンが結末に繋がります
誰1人として欠けてはいけない、全員居ないと成り立たない
それはエスカラス大公役をしているからこそ
みんなのお芝居を意識して観ているし
みんなのお芝居がエスカラス大公役を創ってくれています
勿論主役という肩書きはあるかもしれないけど
それぞれの役が咲く場所が必ずあります
たとえそれが、
最終的に死ぬ役であっても
セリフが少ない役であっても
世間的に見れば花形じゃなくても
自分はそれをかっこいいと思えるし
そんな生き様を全うしてくれる人は本当に賞賛したい
同じ役を志願し続けているのは
エスカラス大公役が好きというのもあるけど
自分も1人の挑戦枠として
あえて台詞が多くない役柄であっても拘って、拘り抜いて
志願した役を掴めなかったみんなの背中を
押してあげたいと思っています
本当は
ロミオや冒頭メンバーの様な逞しい役
パリスやロレンス博士の様なキーマン的役を掴みたい
そんな事は当たり前です
それでも劇団MONAを大きく見た時に
自分がその役を志願する必要は全くないし
出来る人希望する人が務めればいいと思う
自分の役割はそんなみんなの努力の背中を押すこと
自己犠牲なんか何とも思ってないし
何だって出来る覚悟と自信があります
裏方として舞台を動かしたり
小道具を渡す役だったり
そんな些細な事でも任せてもらえるのが凄く嬉しくて
役柄的にも立ち位置的にも
過去何度も助けてもらったからこそ今度は自分が
それが使命だと2期出演の時から感じてました
そんなあるべき姿や姿勢、気持ちをいつか失った時に
自分じゃなくなるそれが怖いのも何処かにはあって
みんなの背中を押す為に
自分の気持ちを大切にする為にも
今日自分は舞台に立っています
自分にしか伝えられないことを
自分にしか見えないことを
自分にしか出来ないことを
他の人の正解は自分の正解じゃない
ここで言うみんなというのはキャストだけでなく
MONAロミジュリに挑戦してくれたみんなの事です
だから
第4期第5期とこの先続くのであれば
是非志願した役を掴んで下さい
その掴んだ瞬間にもし立ち会うことが出来るのであれば
全力でおめでとうと伝えさせて下さい
世界中の人が否定し批判したとしても
エスカラス大公の様に信じ続ける自信があります
それくらい本当にみんなの未来を信じているし
掴んで欲しいと思っています
今日からでも明日からでもいい
悔しさに打ち拉がれたその時でもいい
気付けたその時から一歩ずつ、一歩ずつ
自分の信じた道を進んでいきたい
その道のりが糧であり財産になる
自分にとっても
あるべき姿であり大切にしている事です
だからそんな頑張るみんなを大切にしています
最後に
5年後の語れる今を
あの日の悔し涙はいつかの嬉し涙の為に
誰よりも悔しい事があるから誰よりも嬉しい事がある
今の経験や見えている世界があるからこそ
誰にも負けない強い自分と
貴方にしか伝えられないものになると思います
自分の想ったまま大いに暴れて下さい
自分も自分にしか出来ない愛を
最後の最後まで全力で届けさせて頂きます
今日の挑戦は自分の為ではなく
劇団MONAの未来の為です
自分はそんなみんなとお芝居がしたいから
これからもこの先も出演したいと思うのです
エスカラス大公役 中島銀治朗
